#01 雨の夜に溶ける鎖 ~初めての背徳プレイ~

夜の東京は、いつもより甘く危険な香りがする。

駅前の雑踏を抜け、雨に濡れた路地を歩く彼女は、今日はじめて「普通の私」を脱ぎ捨てようとしていた。

オフィスでは誰も知らない。 誰にも言えない秘密の箱が、彼女のために用意されている。

黒い革の柔らかなリストバンドと、繊細な銀色のチェーン。 ライトSMの入門セット——「Velvet Restraint」。

雨音が窓を叩く部屋で、彼女は鏡の前に立つ。

冷たい金属が肌に触れた瞬間、背筋に甘い震えが走った。

「これを……自分で締めるんですか?」

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